董 仲舒(読み)とうちゅうじょ

旺文社世界史事典 三訂版 「董 仲舒」の解説

董 仲舒
とうちゅうじょ

前176ごろ〜前104ごろ
前漢の儒学
河北省の生まれ。公羊 (くよう) 学を学び,景帝のときに博士となった。武帝に用いられて,五経博士置き,儒学を漢王朝の統治理念とした。長く任に止まって罪を受けることを恐れ,病と称して辞任したが,大事があれば彼の意見が求められた。以後,儒学は中国各王朝の保護を受けるとともに,政治に利用されることにもなった。主著春秋繁露』。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android