ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「葬玉」の意味・わかりやすい解説
葬玉
そうぎょく
zang-yu
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…この食玉の風習も玉の呪力を体内にとりこみ止めるという呪術に由来し,その後に長寿延命を保つ法として受け継がれたと見られる。また,死者の口に含ませる〈含玉〉や手に握らせる〈握〉など副葬の玉器〈葬玉〉,玉片を金糸銀糸で綴って死者に着せた〈金縷(きんる)玉衣〉〈銀縷玉衣〉なども,もとはやはり玉に生成力,再生力をみとめ死者の復活を願ったのが起源であろう。葬玉の風習は六朝以降廃れるが,南中国の一部の地方では近年まで死者の口に翡翠(ひすい)(硬玉)をはませていた。…
…なぜスペインでヒスイが腎臓病に効く護符と見なされたのかというと,たぶんコロンブス発見以前のアステカ文明と関係があるらしく,中国とならんでヒスイが珍重された古代メキシコの習俗がスペインに移入されたのではないかと思われる。葬玉といって,秦・漢時代の中国で軟玉が死体とともに墓中に埋葬されたのは,それが道教の宇宙論的原理の陽に関与しているがゆえに,人体を腐敗から保護すると考えられたためであろう。【澁澤 龍】。…
…死者が生前に身につけていた装身具をそのままつけて葬るほか,特別に衣装,装身具をつくることもある。古代中国の金縷玉衣(きんるぎよくい)はその衣装,葬玉(そうぎよく)は死者用の玉(ぎよく)である。鹿児島県種子島の弥生時代の墓地,広田遺跡で出土した貝製の装身具には,生前着用のものと埋葬用のものとが区別できる。…
※「葬玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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