蒸気霧(読み)ジョウキギリ

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精選版 日本国語大辞典 「蒸気霧」の意味・読み・例文・類語

じょうき‐ぎり【蒸気霧】

  1. 〘 名詞 〙 高温の水面が、陸地からの冷たい気流にふれたときに現われる霧。川霧などがその例。〔日本気象(1956)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「蒸気霧」の意味・わかりやすい解説

蒸気霧
じょうきぎり

暖かい海面に陸地から冷たい空気が流れてきたときにできる霧。海面から水蒸気が蒸発して、ちょうど湯気がたつようにみえるので蒸気霧とよぶ。北海道釧路(くしろ)沖で冬にできる蒸気霧は「けあらし」とよばれ、かなり広範囲に濃く広がる。川霧や日本海冬季発生する霧も蒸気霧である。

[大田正次]

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世界大百科事典(旧版)内の蒸気霧の言及

【霧】より

…(b)混合霧 暖かい水面上に冷えた空気が流れてきて,水面上の暖かい湿った空気と混合して発生する霧。(c)蒸気霧 蒸発霧ともいう。暖かい水面上に冷たい安定した空気があるとき,水面からの水蒸気の急速な蒸発によって発生する霧。…

※「蒸気霧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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