蔵前村(読み)くらのまえむら

日本歴史地名大系 「蔵前村」の解説

蔵前村
くらのまえむら

[現在地名]岐阜市蔵前一―七丁目・長森蔵前ながもりくらのまえ

切通きりどおし村の東に位置する平坦な村。南部を東西に中山道が通り集落街道に近い。同街道の西村境から芥見あくたみ村へ向かう道を分岐。南境はさかい川。長享二年(一四八八)三月一〇日の美濃国長森内領家方年貢銭注文(大徳寺文書)に「蔵前」の大橋方として二四一文、三田方として四〇〇文がみえる。慶長郷帳および元和二年(一六一六)の村高領知改帳に村名がみえ、高六七〇石余。正保郷帳では田二六〇石余・畑四〇九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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