蔵雲院(読み)ぞううんいん

日本歴史地名大系 「蔵雲院」の解説

蔵雲院
ぞううんいん

[現在地名]森町大鳥居

太田おおた川左岸丘陵裾にある。松岩山と号し、曹洞宗本尊は虚空蔵菩薩。文亀元年(一五〇一)天方あまがた城主一八代山内通季(道分)開基となり、崇信そうしん寺五世助岑祥佐を開山として招き創建した。祥佐は椿翁を弟子とし山居遷化し、その後椿翁は山居屋敷を開山の菩提所となし、末寺長泉寺を開いたと伝える。寛永一一年(一六三四)には大鳥居おおどりい村新田のうち高一〇石が寺領として掛川藩主青山氏より寄進された(「青山幸成寺領寄付判物」蔵雲院文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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