蕗味噌(読み)フキミソ

デジタル大辞泉 「蕗味噌」の意味・読み・例文・類語

ふき‐みそ【×蕗味×噌】

焼き味噌練り味噌に、細かく刻んだ蕗のとうを入れたなめ味噌 春》「―や音に近づく山の雨/澄雄」

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精選版 日本国語大辞典 「蕗味噌」の意味・読み・例文・類語

ふき‐みそ【蕗味噌】

  1. 〘 名詞 〙 なめ味噌一つ。ゆでてあく抜きをした蕗の薹(とう)を細かく切って、焼き味噌や練り味噌にすりまぜたもの。ふきのとうみそ。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「硯水の竹子・ふきみそ今日汁に了」(出典多聞院日記‐天正九年(1581)四月一八日)

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