薪水(読み)シンスイ

精選版 日本国語大辞典 「薪水」の意味・読み・例文・類語

しん‐すい【薪水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たきぎと水。
    1. [初出の実例]「粮米薪水を被与、八月朔日被帰帆」(出典:日本財政経済史料‐七・経済・外国通商・漂着船・貞享二年(1685)六月二日)
  3. たきぎを拾い水をくむこと。すなわち、炊事すること。にたき。家事。また、日々の暮らし。
    1. [初出の実例]「一宇の草庵二畳敷にわびすまして、薪水のために修行し」(出典:南方録(17C後)滅後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「薪水」の読み・字形・画数・意味

【薪水】しんすい

炊事など。梁・昭明太子〔陶靖節(潜)伝〕一力りて其の子に給す。書して曰く、汝旦夕の費、自ら給するをしと爲す。今此の力をはし、汝の水の勞を助けしむ。~善く之れをすべしと。

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