六訂版 家庭医学大全科 「薬物による影響」の解説
薬物による影響
やくぶつによるえいきょう
Effect of drugs
(眼の病気)
自律神経に関与する薬剤を点眼・内服・注射した場合は瞳孔径に影響が出ます。代表的な薬剤としては、眼科で検査・治療に用いられるミドリン・ネオシネジン、アトロピンには散瞳効果があり、緑内障治療に用いられるピロカルピンには縮瞳効果があります。
全身的には、有機リン系毒物による中毒では著しい両眼縮瞳、モルヒネやヘロインなど麻薬中毒でも縮瞳、またシンナー中毒では軽度散瞳することが知られています。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報