薬物の相互作用(読み)やくぶつのそうごさよう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「薬物の相互作用」の意味・わかりやすい解説

薬物の相互作用
やくぶつのそうごさよう

2種類以上の薬物を適用する場合,その主たる目的は,与えられた薬物の相互作用による薬効の増強や副作用の軽減にある。薬物を併用した場合のほうがそれぞれを単独で用いた場合よりも効果が大きいときを協力という (たとえばプロカインとアドレナリン) 。これに対し,2つの薬物が互いに作用を打消し合う場合を拮抗という (たとえばモルヒネとナロルフィン) 。このような薬の拮抗作用は薬物中毒の処置に欠くことのできないものが多い。また1つの薬物の吸収,生体分布,生体内変化,排泄が他の薬物によって変化するような相互作用もある。これらは,多剤併用の行われている現在では,特に注意を要することである。

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