最新 地学事典 「藍晶石帯」の解説
らんしょうせきたい
藍晶石帯
kyanite zone
中圧型の変成帯の変成分帯において,十字石を含む泥質の岩石にらん晶石が出現する反応で定義される。中圧型として有名なスコットランド高地のバロー型変成帯では,らん晶石帯は十字石と緑泥石の共生がらん晶石と黒雲母に置き換えられる反応で生成する(白雲母+十字石+緑泥石→黒雲母+らん晶石+石英+H2O)。らん晶石はより低温でも安定なので,らん晶石の出現だけではらん晶石帯のアイソグラッドは定義できない。G.Barrow(1893)のらん晶石帯は,反応アイソグラッドであることが確認された。参考文献:G.Barrow(1893) Quat. J. Geol. Soc. London, Vol.49
執筆者:椚座 圭太郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

