藤原孝範(読み)ふじわらの たかのり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原孝範」の解説

藤原孝範 ふじわらの-たかのり

1158-1233 平安後期-鎌倉時代の官吏,漢詩人。
保元(ほうげん)3年生まれ。藤原永範(ながのり)の養子。文章生(もんじょうしょう)出身文治(ぶんじ)3年御書所の作文で九条兼実に賞される。のち文章博士,大学頭(かみ),越前守(かみ)などを歴任。元久詩歌合などに参加し,詩は「鳩嶺集」などにある。後高倉院の清凉寺願文などもかいた。天福元年8月死去。76歳。著作に「柱史抄」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android