日本歴史地名大系 「藤原惺窩山荘跡」の解説 藤原惺窩山荘跡ふじわらせいかさんそうあと 京都市:左京区市原村藤原惺窩山荘跡[現在地名]左京区静市市原町鞍馬(くらま)川を隔てた向山の麓の雑木林の中に、山荘の周囲を囲ったと思われる堀や古井戸がわずかに残る。藤原惺窩は京学の祖、近世儒学の創始者とされる。永禄四年(一五六一)、播磨国三木郡細川荘(現兵庫県三木市)で冷泉為純の子として生れ、七、八歳の頃僧籍に入り、天正六年(一五七八)、父と兄が別所長治に敗死させられたのを機に上洛、相国(しようこく)寺(現上京区)に入った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by