藤塚古墳(読み)ふじづかこふん

日本歴史地名大系 「藤塚古墳」の解説

藤塚古墳
ふじづかこふん

[現在地名]立山町日中 魚梁場

日中につちゆう集落の北部に位置し、標高約四七メートル。昭和三九年(一九六四)に発掘調査が行われた。径約二〇メートル、高さ三・八メートルの円墳で、墳頂から一・八メートル下に白岩しらいわ川の河原石を使用したとみられる竪穴式石室を築いている。石室の規模は東西二・四メートル、南北一・四メートルで、床面には扁平な河原石を敷き、中央部には朱が認められた。副葬品には銅鏡一面・鉄剣一振・鉄槍先二点などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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