20世紀日本人名事典 「藤村正太」の解説
藤村 正太
フジムラ ショウタ
昭和期の推理作家
- 生年
- 大正13(1924)年1月9日
- 没年
- 昭和52(1977)年3月15日
- 出生地
- 旧朝鮮・京城
- 出身地
- 富山県小矢部市
- 別名
- 別名=川島 郁夫(カワシマ イクオ)
- 学歴〔年〕
- 東京大学法学部政治学科卒
- 主な受賞名〔年〕
- 宝石懸賞小説〔昭和24年〕「黄色の環」,江戸川乱歩賞(第9回)〔昭和38年〕「孤独なアスファルト」
- 経歴
- 昭和24年結核の療養中に川島郁夫の筆名で投稿した「黄色の環」が「宝石」懸賞小説に入選。25年「新潮」に「虚飾」を発表、本格短編を手がけるが30年代半ばには放送作家としての仕事が中心となり推理番組「私だけが知っている」のシナリオなどを担当。38年本名で応募した「孤独なアスファルト」で江戸川乱歩賞を受賞、以後推理作家として活躍。「外事局第五課」「コンピューター殺人事件」「脱サラリーマン事件」「特命社員殺人事件」などの作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報