藤沢御殿跡(読み)ふじさわごてんあと

日本歴史地名大系 「藤沢御殿跡」の解説

藤沢御殿跡
ふじさわごてんあと

[現在地名]藤沢市本町一丁目

さかい川左岸にあった。藤沢宿の大久保おおくぼ町にあり、東海道から一町ほど北方にあたる。「相中留恩記略」は文禄元年(一五九二)二月三日徳川家康の藤沢宿泊を記し、慶長元年(一五九六)「御殿の屋根葺立の萱及薪等の料として」原野を見立てたと記す。「慶長記」は同五年六月二六日家康の藤沢止宿を伝えるから、同元年頃の設置と考えられる。その後家康・秀忠・家光らが東海道の通行や鷹狩時に宿泊した(徳川実紀)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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