藤田西湖(読み)フジタ セイコ

20世紀日本人名事典 「藤田西湖」の解説

藤田 西湖
フジタ セイコ

大正・昭和期の忍術家 甲賀流忍術14世。



生年
明治32(1899)年8月

没年
昭和41(1966)年1月4日

出生地
東京

本名
藤田 勇治

学歴〔年〕
日本大学宗教科卒

経歴
甲賀忍者の江州和田伊賀守の14代目。祖父に忍術を習い、7歳で山伏山野に生活、8歳で千里眼といわれた。早大文科に入ったが退学、各大学を転々、日大卒業後、東京日日、やまと、国民、中外商業などで新聞記者生活。かたわら忍術の奥義研究没頭。畳針200本を体に刺したり、天井に張りつくなど忍術を実演。のち陸軍中野学校創設に参加、敵地潜入などスパイ術策を指導、陸士、陸・海大でも講義した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤田西湖」の解説

藤田西湖 ふじた-せいこ

1899-1966 大正-昭和時代の忍術家。
明治32年8月生まれ。甲賀流14代。「東京日日新聞」などの記者のかたわら忍術を研究。陸軍中野学校の創設にくわわり,陸軍士官学校,陸軍大学校などでもおしえた。昭和41年1月4日死去。66歳。東京出身。日大卒。本名は勇治。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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