藪明山(読み)ヤブ メイザン

20世紀日本人名事典 「藪明山」の解説

藪 明山
ヤブ メイザン

明治・大正期の陶画工(薩摩焼)



生年
嘉永6年(1853年)

没年
昭和9(1934)年5月

出身地
大阪

経歴
壮年にして東京に出、薩摩焼の描画習得。明治13年大阪中の島に薩摩焼描場を設け、花瓶などつくり海外輸出各地博覧会に出品して受賞名声を博した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藪明山」の解説

藪明山 やぶ-めいざん

1853-1934 明治-大正時代の陶画家。
嘉永(かえい)6年生まれ。藪長水次男。大阪の人。東京で陶画法をまなび,明治13年大阪中之島に薩摩焼描画場を設立。薩摩苗代川焼の12代沈寿官(ちん-じゅかん)の素地に絵付けをし,海外向けの食器,花瓶をつくった。作品は明山薩摩とよばれ,各国の博覧会で好評を博した。昭和9年5月死去。82歳。本名は政七。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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