藻海老(読み)もえび

精選版 日本国語大辞典 「藻海老」の意味・読み・例文・類語

も‐えび【藻海老】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 十脚目クルマエビ科のエビ。内湾のアマモの生えている泥底に多く、伊勢湾瀬戸内海有明海などが主産地体長約一二センチメートルに達する。体は海藻の色に似た淡黄色または淡青色で、最後のあしふち緑色。肉は美味で、生食したり干しえびにしたりされる。
  3. コエビ下目モエビ科のエビ類の総称沿岸の藻場に生息する種が多く、沿岸魚類の餌料として重要。
    1. [初出の実例]「藻蝦(モエビ)も持って行くだろう」(出典:試みの岸(1969‐72)〈小川国夫〉静南村)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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