蘭菊(読み)らんぎく

精選版 日本国語大辞典 「蘭菊」の意味・読み・例文・類語

らん‐ぎく【蘭菊】

〘名〙
※日蓮遺文‐開目抄(1272)「南三北七異執をこりて蘭菊なりし」
② (「白居易‐凶宅詩」の「梟鳴松桂、狐蔵蘭菊叢」から) 狐(きつね)を導きだすことばとして用いる。乱菊
曾我物語(南北朝頃)五「故郷を見るに、いつしか三年にあれはてて、鳥、松桂の枝にすくひ、狐、らんぎくの草むらにかくる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「蘭菊」の読み・字形・画数・意味

【蘭菊】らんきく

蘭と菊。

字通「蘭」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「蘭菊」の解説

蘭菊 (ランギク)

植物。クマツズラ科の多年草,園芸植物。ダンギク別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android