蘭菊(読み)らんぎく

精選版 日本国語大辞典 「蘭菊」の意味・読み・例文・類語

らん‐ぎく【蘭菊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物だんぎく(段菊)」の異名
    1. [初出の実例]「南三北七の異執をこりて蘭菊なりし」(出典:日蓮遺文‐開目抄(1272))
  3. ( 「白居易‐凶宅詩」の「梟鳴松桂、狐蔵蘭菊叢」から ) 狐(きつね)を導きだすことばとして用いる。乱菊
    1. [初出の実例]「故郷を見るに、いつしか三年にあれはてて、鳥、松桂の枝にすくひ、狐、らんぎくの草むらにかくる」(出典:曾我物語(南北朝頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蘭菊」の読み・字形・画数・意味

【蘭菊】らんきく

蘭と菊。

字通「蘭」の項目を見る

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