虎市相場(読み)とらいちそうば

精選版 日本国語大辞典 「虎市相場」の意味・読み・例文・類語

とらいち‐そうば‥サウば【虎市相場】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代大坂堂島米市場で行なわれた米相場一つ。百石以下の取引ができなかった帳合相場に対し、十石以上ならどれだけでも扱えるところに利点があった。初め堂島新地の竹藪の中で行なわれたところからともいう。虎市
    1. [初出の実例]「帳合米現銀相場といふことあり〈略〉仕法は帳合に同じ、但し虎市相場の姿にて」(出典:随筆・八木の話(19C中か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android