

(文)。虍は虎。虎文をいう字。〔説文〕五上に「虎の行く皃なり」とし、
(ぶん)声とするが、声義ともに合わない。金文に「夙夜を虔(つつし)む」「虔みて
(おと)さず」の語が習見し、字をまた
・
に作る。〔秦公鐘(しんこうしよう)〕に「
が祀を虔
し、~夙夕を
(つつし)まん」、また〔叔夷
(しゆくいはく)〕に「厥(そ)の死(司)事を
(けんじゅつ)せよ」という。古く虎皮を用いる儀礼があったのであろう。
はおそらく文身の文。神判において勝訴をえた解
(かいたい)に文身の心字形を加えて慶とするように、虎皮に文を加えて神意につかえ、神意にかなう意を示したものと思われる。
と通じ、ころす。
と通じ、かしこい、さとい。
と通じ、あなどる。
kianは声近く、
は獣牲を清めるための割勢をいう。
kiuen、
keat、羯kiat、
(割)katもみなその意があり、虔はその方法を異にするとしても、やはり聖化・修祓に関する字であろう。ゆえに虔
をその本義とする字である。
▶・虔勤▶・虔謹▶・虔敬▶・虔潔▶・虔告▶・虔懇▶・虔祗▶・虔修▶・虔粛▶・虔竦▶・虔心▶・虔誠▶・虔切▶・虔婆▶・虔奉▶・虔劉▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...