虚言症(読み)キョゲンショウ

デジタル大辞泉 「虚言症」の意味・読み・例文・類語

きょげん‐しょう〔‐シヤウ〕【虚言症】

自己境遇願望に基づいて空想し、現実と混同する病的な傾向神経症などでみられる。

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精選版 日本国語大辞典 「虚言症」の意味・読み・例文・類語

きょげん‐しょう‥シャウ【虚言症】

  1. 〘 名詞 〙 事実を変えて空想物語を作り出したり、嘘をついたり、誇張した物の言い方をしたりする病的性癖。
    1. [初出の実例]「あの高沢という番頭は空想性虚言症の患者と紙一重の差だ」(出典:駅前旅館(1956‐57)〈井伏鱒二〉)

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世界大百科事典(旧版)内の虚言症の言及

【空想虚言】より

…デルブリュックA.Delbrückが記載した(1891)。1905年デュプレE.Dupréが記載した虚言症mythomanieも類似の概念である。自己顕示的,ヒステリー的な性格異常者にみられる。…

※「虚言症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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