虫除(読み)むしよけ

精選版 日本国語大辞典 「虫除」の意味・読み・例文・類語

むし‐よけ【虫除】

  1. 〘 名詞 〙 虫の侵入を防いだり虫の害を除いたりすること。また、その装置道具・薬。特に、害虫・蝮蛇(まむしへび)などの害を除くための神仏守り札。四月八日の灌仏会(かんぶつえ)甘茶で墨を磨って、虫除けの歌を書き、台所便所などに張る。ただし、紙をさかさに張るか、虫という字だけをさかさに書いておく。虫除け守り。
    1. [初出の実例]「虫よけをよみよく張るは無筆なり」(出典:雑俳・柳多留‐六(1771))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android