普及版 字通 「蚊(漢字)」の読み・字形・画数・意味
蚊
常用漢字 10画
(旧字)
10画
(異体字)
17画
[字訓] か
[説文解字]
[字形] 形声
正字はに作り、民(みん)声。はその一体の字で(文)(ぶん)声。ともにその羽音を写した擬声語である。国語の「か」「かあ」も擬声語。〔説文〕十三下に「人を齧(か)む飛蟲なり」という。〔漢書、中山靖王伝〕に「聚、雷をす」とあり、宋の陸游の詩に「雷」という語がある。
[訓義]
1. か。
2. 字はまたに作る。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 口夫止(くちぶと)/ 蚋に似て稍(やや)大なり。久知夫止我(くちぶとか) 〔和名抄〕 賀(か)/火 加夜利火(かやりび) 〔名義抄〕 カ・クチフト/ クチフト
[熟語]
蚊蟻▶・蚊脚▶・蚊吟▶・蚊香▶・蚊幌▶・蚊子▶・蚊市▶・蚊首▶・蚊睫▶・蚊陣▶・蚊声▶・蚊蚋▶・蚊廚▶・蚊▶・蚊帳▶・蚊▶・蚊虻▶・蚊蠅▶・蚊翼▶・蚊雷▶・蚊力▶
[下接語]
秋蚊・聚蚊・蒼蚊・暮蚊・捫蚊・野蚊・燎蚊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報