蛭ヶ岳(読み)ヒルガタケ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蛭ヶ岳」の意味・わかりやすい解説

蛭ヶ岳
ひるがたけ

薬師ヶ岳ともいう。神奈川県北西部,丹沢山地の中央にある山。主脈の最高峰で,標高 1673m。南東方の丹沢山を経て塔ヶ岳へ続く主脈にあり,西方に檜洞丸 (ひのきぼらまる) に続く稜線を分岐する。尾根伝いに縦走路が通っている。かつては山岳信仰の対象であり,山頂小祠がある。丹沢大山国定公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の蛭ヶ岳の言及

【丹沢山地】より

…広義には関東山地に含まれるが,相模川とその上流桂川の谷によって関東山地本体と区別される。最高峰は蛭ヶ岳(ひるがたけ)(1673m)。ほぼ南縁を小田急線,国鉄御殿場線が通じ,南西部は酒匂(さかわ)川によって箱根山と隔てられ,西部は富士山のすそ野に接する。…

※「蛭ヶ岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む