蛮勇(読み)バンユウ

デジタル大辞泉 「蛮勇」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ゆう【蛮勇】

事の理非や是非を考えずに発揮する勇気。向こう見ずの勇気。「蛮勇を振るう」
[類語]勇気大勇小勇暴勇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蛮勇」の意味・読み・例文・類語

ばん‐ゆう【蛮勇】

  1. 〘 名詞 〙 物事筋道をよく考えないで、しゃにむに発揮する勇気。向こう見ずに突進する勇気。
    1. [初出の実例]「集合名詞には曰く、蛮勇、陣笠、灰殻等」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉附録)
    2. 「此柔弱なハイカラ空気を一洗する為め大に蛮勇を鼓吹する必要がある」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉学生)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「蛮勇」の読み・字形・画数・意味

【蛮勇】ばんゆう

乱暴

字通「蛮」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android