蝋纈染(読み)ろうけつぞめ

百科事典マイペディア 「蝋纈染」の意味・わかりやすい解説

蝋纈染【ろうけつぞめ】

蝋を防染剤とした模様染。臈纈(ろうけち)の技法を取り入れて,20世紀に入って鶴巻鶴一が復活させたもの。方法は各種あるが,ふつう蝋(パラフィン,木蝋など)を溶かし,これを筆につけて白く残す模様を描く。別色の模様は染料で塗る。この上を蝋伏せといって蝋で塗りつぶし,乾燥後に亀裂を入れる。染料をはけで引染にし,蝋の部分を熱処理などで除く。細い柔らかな線や特有の亀裂などに趣があり,手芸染色として衣料,室内装飾品などとし,和紙,皮革にも応用される。
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