蝋纈染(読み)ろうけつぞめ

百科事典マイペディア 「蝋纈染」の意味・わかりやすい解説

蝋纈染【ろうけつぞめ】

を防染剤とした模様染。臈纈(ろうけち)の技法を取り入れて,20世紀に入って鶴巻鶴一が復活させたもの。方法は各種あるが,ふつう蝋(パラフィン木蝋など)を溶かし,これを筆につけて白く残す模様を描く。別色の模様は染料で塗る。この上を蝋伏せといって蝋で塗りつぶし,乾燥後に亀裂を入れる。染料をはけで引染にし,蝋の部分を熱処理などで除く。細い柔らかな線や特有の亀裂などに趣があり,手芸染色として衣料,室内装飾品などとし,和紙皮革にも応用される。
→関連項目バティック

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[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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