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蝦夷生計図説 えぞせいけいずせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

蝦夷生計図説
えぞせいけいずせつ

アイヌの風俗,習慣,生産技術などを詳細に図示した,近世アイヌ史料の一つ。村上島之丞 (秦檍丸) 撰,間宮林蔵増補,村上貞助の文化6 (1809) 年記の序文のある善本が東京大学理学部人類学教室にある。同内容のものが『蝦夷常用集』『蝦夷産業図説』『蝦夷人物享食図説』『蝦夷画帖』『蝦夷雑誌』『蝦夷風土器』『蝦夷国図説』などの名で写されている。家を建てる順序,その地方差を図解した1冊,木幣の作り方と種類の1冊,シュト (けんかに使う棒) の用法と種類の1冊,農業,貯蔵,調理の2冊,船の製法,種類,構造,操船法の2冊,衣服の製法と種類1冊の8巻より成る。正確な写生図に詳細な解説を付した蝦夷風俗画中の白眉である。同筆に成る『膃肭臍漁猟之部』『蝦夷髪鬚図説』が別に単冊として存する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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