衆口金を鑠す(読み)しゅうこうきんをとかす

精選版 日本国語大辞典 「衆口金を鑠す」の意味・読み・例文・類語

しゅうこう【衆口】 金(きん)を鑠(とか・とらか)

  1. 多くの人々のことば、特に世評の無責任さ、恐ろしさなどをたとえた語。衆口(しゅこう)金を鑠す。
    1. [初出の実例]「佞便利口の小人を、信容(うけい)れ給ふべくあらねど、衆口は金(キン)を鑠(トラカ)し、市に三虎を致すといふ、古人常言(ことわざ)以あるかな」(出典読本南総里見八犬伝(1814‐42)九)
    2. [その他の文献]〔国語‐周語下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android