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行動科学的アプローチ こうどうかがくてきアプローチ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

行動科学的アプローチ
こうどうかがくてきアプローチ

国際政治の現象を分析するにあたって,国家の行動やそれにかかわるグループ,個人の行動を科学的な方法を用いて実証的に分析し,さらに科学的な予測をも目指すべきだとする接近方法。従来の法的,制度的,機構的,歴史的に分析・記述する伝統的な方法に代るものである。第2次世界大戦後のアメリカから始ったこのアプローチは,対象が複雑で巨大な国際政治学,国際関係論に特に大きな影響を及ぼしてきた。社会学心理学文化人類学物理学,数学などの方法を活用して客観的なデータを集めて分析するが,技術的になりすぎて分析対象の意味そのものを見失いがちであるという批判や反省がなされた。行動科学的アプローチの提唱者の一人 D.イーストンはこうした反省に立って,伝統的なアプローチをも加味した方法論としてポスト行動科学論を確立する必要性を強調した。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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