精選版 日本国語大辞典 「行抜」の意味・読み・例文・類語
ゆき‐ぬけ【行抜】
〘名〙 (形動)
① 行って先へ抜け出ること。とおりすぎること。また、その場所やそのさま。とおりぬけ。いきぬけ。
② 右から左へ出ていってしまうこと。すぐに無くなって自分の手に利益が残らないこと。また、その物やそのさま。
③ (行き止まりがない意から) 限度のないこと。底抜けであること。また、だらしがないこと。また、そのさま。いきぬけ。
いき‐ぬけ【行抜】
〘名〙
① 先へ抜けて出ること。抜け通っていること。また、通り抜けられる所。通り抜け。いきぬき。
※俳諧・五元集(1747)亨「いきぬけの庭や鐙摺菊の花」
② (行き止まりがない意から) 限度のないこと。底抜け。いきぬき。「いきぬけの馬鹿」
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