行野浦(読み)ゆくのうら

日本歴史地名大系 「行野浦」の解説

行野浦
ゆくのうら

[現在地名]尾鷲市行野浦

大曾根おおそね浦の東方、尾鷲湾口の南岸にある。八鬼やき山系の東北に延びた突端小港で、古くは松本まつもととよばれた。慶長六年(一六〇一)検地帳(徳川林政史蔵)に「行野村」と記されている。「紀伊続風土記」に「九木浦の亥子の方七十町小名松本といふ所にあり、九鬼・行野両浦中間に小名旧行野といふあり、当村村居は古は旧行野にあり、荒磯にて舟の掛り所なく難渋せしより、万治年中民家を今の地に移す」と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む