勘定帳(読み)カンジョウチョウ

世界大百科事典 第2版の解説

かんじょうちょう【勘定帳】

金銀,米大豆などの収支決算を行う会計帳簿の一つ。江戸時代には年貢そのほかの決算帳簿を勘定帳と称した。幕府代官所,大名・遠国奉行預所ごとに毎年作成して勘定所に報告する勘定帳に,地方(じかた)勘定帳と御金蔵(おかねぐら)勘定帳の2種があり,また村請年貢を村内高持百姓に割り付け,その収支を計算する年貢勘定帳,商家の収支についての金銀勘定帳も勘定帳の一種である。地方勘定帳は年貢米金およびこれに付加する小物成・運上冥加・口米金その他の雑税の出納・皆済後決算する帳簿である。

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大辞林 第三版の解説

かんじょうちょう【勘定帳】

金銭・米穀の出納を記載する帳簿。
江戸時代に商家で、正月または歳末に毎年作った財産目録。
江戸幕府の郡代・代官が金銭・米穀の出納を記載した公帳簿。

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精選版 日本国語大辞典の解説

かんじょう‐ちょう カンヂャウチャウ【勘定帳】

〘名〙
金銭、物品の出納を記入する帳簿。
※俳諧・大坂独吟集(1675)上「勘定帳幾夜ね覚にとぢぬらし 手代のこらずきくかねの声〈意楽〉」
② 江戸時代、幕府の郡代、代官が、米穀、金銀の出納を記載した帳簿。地方(じかた)御勘定帳(租税の米金の出納後の決算を記したもの)と御金蔵御勘定帳(租税以外の金銀の決算を記したもの)がある。〔地方凡例録(1794)〕
③ 江戸時代、商家で正月または一二月に収支決算の上作成した財産目録
※浮世草子・日本永代蔵(1688)六「毎年の勘定帳(カンヂャウちゃう)を見せければ」

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