衣の裏の玉(読み)ころものうらのたま

精選版 日本国語大辞典 「衣の裏の玉」の意味・読み・例文・類語

ころも【衣】 の 裏(うら)の玉(たま)

  1. ( 「法華経‐五百弟子受記品」に見える故事から出たことば ) 法華七喩一つ過去にせっかく大乗の教えを授けられながら悟ることができなかったが、いま、釈迦から法華一仏乗を聞くにおよんで、悟ることができたというたとえ。また、本来もっている仏性のたとえ。衣の玉。
    1. [初出の実例]「今日きくをころものうらの玉にしてたち離るともかをば尋ねん」(出典:赤染衛門集(11C中))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む