衣冠束帯(読み)イカンソクタイ

デジタル大辞泉 「衣冠束帯」の意味・読み・例文・類語

いかん‐そくたい〔イクワン‐〕【衣冠束帯】

江戸時代衣冠束帯との区別をつけないでいった語》公卿正装

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精選版 日本国語大辞典 「衣冠束帯」の意味・読み・例文・類語

いかん‐そくたいイクヮン‥【衣冠束帯】

  1. 〘 名詞 〙 衣冠や束帯。公家の正装をいう。主に近世民間で称した語。
    1. [初出の実例]「太神宮の祭主神宮寺に衣冠束帯を被下」(出典神道集(1358頃)一)

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旺文社日本史事典 三訂版 「衣冠束帯」の解説

衣冠・束帯
いかん・そくたい

平安中期以降着用された男子の宮廷服
奈良時代の朝服が和様化した束帯が,平安中期に成立し正装となった。衣冠は束帯の略装であり,平安末期頃から日常参内に用いられるようになった。

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