衣奈庄(読み)えなのしよう

日本歴史地名大系 「衣奈庄」の解説

衣奈庄
えなのしよう

現由良町衣奈を中心とした地に比定される石清水(いわしみず)八幡宮領の荘園。初めは衣奈園と称し、荘号は室町時代の史料に散見される。延久四年(一〇七二)九月五日の太政官牒(石清水文書)に「壱所 字衣奈園 海部郡 水田肆町陸段」とみえ、石清水八幡宮へ五月五日の御供として和布、また「御放生大会還御坂間料柱松」を勤仕すること、また当初官物租税を免除された治田は一町二反余であったが、その免除の対象となった田が四町六反となっていることが知られる。

保元三年(一一五八)一二月三日付で石清水八幡宮ならびに宿院極楽寺領への押妨を停止した官宣旨(石清水文書)にも石清水八幡宮領の一として「衣奈園」がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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