衷懐(読み)ちゅうかい

精選版 日本国語大辞典 「衷懐」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐かい‥クヮイ【衷懐・中懐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こころ。こころのうち。おもい。
    1. [初出の実例]「未中懐散、空添別涙多」(出典菅家文草(900頃)四・別文進士)
    2. 「桂華東に開く、外郷に向て中懐を悩す」(出典:海道記(1223頃)序)
    3. [その他の文献]〔陶潜‐遊斜川詩〕
  3. まごころ。誠実な心。まこと。
    1. [初出の実例]「父にも鐐三の衷懐(チュウクヮイ)が通じてゐるらしかった」(出典:選挙立会人(1924)〈佐佐木茂索〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「衷懐」の読み・字形・画数・意味

【衷懐】ちゆうかい

衷心

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