衷懐(読み)ちゅうかい

精選版 日本国語大辞典 「衷懐」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐かい‥クヮイ【衷懐・中懐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こころ。こころのうち。おもい。
    1. [初出の実例]「未中懐散、空添別涙多」(出典菅家文草(900頃)四・別文進士)
    2. 「桂華東に開く、外郷に向て中懐を悩す」(出典:海道記(1223頃)序)
    3. [その他の文献]〔陶潜‐遊斜川詩〕
  3. まごころ。誠実な心。まこと。
    1. [初出の実例]「父にも鐐三の衷懐(チュウクヮイ)が通じてゐるらしかった」(出典:選挙立会人(1924)〈佐佐木茂索〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む