袖を詰める(読み)そでをつめる

精選版 日本国語大辞典 「袖を詰める」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 を 詰(つ)める

  1. 女子成人に達し、または結婚して、今までの振袖をやめ、袖丈を短くする。袖を留める。
    1. [初出の実例]「袖をつめ、ゑもんつくろひ罷出御めみへ仕る」(出典:浄瑠璃・東山殿子日遊(1681)一)
  2. 上方遊里で、一四五歳雛妓(すうぎ)が今までの振袖をやめて袖丈を短くし、一人前遊女となる。袖詰めをする。江戸では、「袖を留める」という。
    1. [初出の実例]「ことにそでつめて間もなく、やうやうこのせつうれ出して」(出典:洒落本・箱まくら(1822)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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