袴田さんの再審

共同通信ニュース用語解説 「袴田さんの再審」の解説

袴田さんの再審

袴田巌さんの再審請求 1966年6月、静岡県清水市(現静岡市)のみそ製造会社専務宅から出火し、一家4人の遺体が見つかった。元プロボクサーの従業員袴田巌はかまだ・いわおさんが強盗殺人などの罪で起訴され、公判無罪を訴えたが80年に死刑が確定。第1次再審請求は最高裁が2008年に退けた。第2次再審請求で静岡地裁は14年、犯行時の着衣とされた衣類に付いた血痕のDNA型鑑定根拠に再審開始を決め、袴田さんは釈放された。東京高裁は18年、鑑定の信用性を否定して地裁決定を取り消したが、弁護側が特別抗告、最高裁は20年12月、審理を東京高裁に差し戻した。

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