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特別抗告 とくべつこうこく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

特別抗告
とくべつこうこく

(1) 民事訴訟法上,通常の不服申立が認められていない決定,または命令に対して直接最高裁判所に提起する抗告。この制度は,最高裁判所の違憲審査権を保障しようとするものであるため,原裁判に憲法解釈上の誤りがあること,その他憲法違背のある場合にかぎって許される。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

特別抗告

再審開始など高裁決定に対する最高裁への不服申立制度。検察側、弁護側のどちらもできる。地裁の決定に対して理由を限定せずできる抗告と異なり、要件は刑事訴訟法433条で憲法違反か判例違反がある場合に限られる。期限は決定後5日間。

(2015-10-28 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

とくべつ‐こうこく〔‐カウコク〕【特別抗告】

訴訟法上、通常の不服申し立てのできない決定・命令に対し、憲法違反を理由として最高裁判所に対して行う抗告刑事訴訟では判例違反も理由とすることができる。

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百科事典マイペディアの解説

特別抗告【とくべつこうこく】

通常の不服申立てができない決定命令について,憲法違反(刑事訴訟ではさらに判例違反)を理由とする場合に限り,特に認められる最高裁判所への不服申立て(民事訴訟法336条,刑事訴訟法433条)。
→関連項目抗告最高裁判所狭山事件三審制度白鳥事件

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世界大百科事典 第2版の解説

とくべつこうこく【特別抗告】

他の方法で不服を申し立てることのできない決定または命令に対して,憲法問題などを理由に,最高裁判所へ申し立てる上訴一般抗告の対象とならない裁判について,最高裁判所に憲法問題を判断する終審裁判所としての役割(憲法81条)を果たさせるために,この制度が必要となる。民事訴訟法では,特別抗告の理由は,原裁判の憲法解釈の誤りまたは憲法違反に限られる(民事訴訟法336条)ので,違憲抗告とも呼ばれる。刑事訴訟法では,そのほかに判例違反も特別抗告の理由となる(刑事訴訟法433条,405条)。

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大辞林 第三版の解説

とくべつこうこく【特別抗告】

通常の抗告が許されていない決定・命令について、最高裁判所に対して行う不服申し立て。民事では違憲を理由とする場合、刑事では違憲および判例違反を理由とする場合に認められる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

特別抗告
とくべつこうこく

抗告の一種。最高裁判所への抗告は一般には認められていないが、下級裁判所の決定・命令について憲法違反、憲法の解釈の誤り(および刑事訴訟においては判例違反)が問題となるときに、その最終的判断を最高裁判所に求める抗告。抗告提起期間は5日の不変期間とされている(民事訴訟法336条、刑事訴訟法405条・433条)。[本間義信]

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世界大百科事典内の特別抗告の言及

【抗告】より

…抗告という名称は民事・刑事の訴訟法に限らず,非訟事件手続法・少年法など種々の手続法の中で用いられているが,ここでは,民事訴訟法および刑事訴訟法に定められた抗告について説明する。抗告の中で,地方裁判所または高等裁判所の管轄に服するものを一般抗告と呼び,最高裁判所に救済を求める申立てで,特定の理由(憲法違反など)による場合に限って認められるものを特別抗告,高裁が最高裁への抗告を許可した場合に認められるものを許可抗告と呼ぶ。一般抗告の中でも,申立期間の制限されない通常抗告(民事訴訟法では普通抗告ともいう)と,その制限のある即時抗告とが区別されている。…

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