日本歴史地名大系 「裏鷹匠町」の解説 裏鷹匠町うらたかじようまち 山形県:鶴岡市鶴ヶ岡城下裏鷹匠町[現在地名]鶴岡市若葉町(わかばまち)鷹匠町の北に並行して東西に続く郭内の家中屋敷地。西端に新形口(にいがたぐち)木戸があり、北は外堀を隔てて新屋敷(しんやしき)となっている。元禄(一六八八―一七〇四)以降、御鷹部屋が鷹匠の一部とともに鷹匠町から当町に移った。同九年の城下大絵図によれば、御鷹部屋は新形口木戸の東隣、道路北側にあり、敷地は幅二二間・奥行二六間であった。この地は延宝六年(一六七八)の城下絵図では酒井市之助の屋敷とみえている。市之助は酒井忠勝の六男で、元禄一三年没。「鶴岡昔雑談」は市之助の死後屋敷は取壊され御鷹部屋が移ったとし、「鶴岡旧地温故便」はいったん亀(かめ)ヶ崎(さき)城代屋敷が建てられたのち御鷹部屋となったと記しており、移転の時期ははっきりしない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by