きゅう‐たいキウ‥【裘袋・裘帯・裘代】
- 〘 名詞 〙 ( 裘(かわごろも)に代わる衣の意 ) 僧服の一種で、礼服。法皇、諸門跡または参議以上の法体の人をはじめ、僧が参内のときに着用する。俗人の直衣(のうし)に相当する。宮体。
裘袋〈顕如上人像 大阪願泉寺蔵〉
- [初出の実例]「裘代 キウタイ 夏裏ナシ 冬有裏」(出典:色葉字類抄(1177‐81))
- 「法印余りの悲しさに、裘苔の袖を顔に押しあてて、泣く泣く御前へぞ参られける」(出典:平家物語(13C前)三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 