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宮体 きゅうたいGong-ti

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宮体
きゅうたい
Gong-ti

中国,六朝時代末期に流行した詩体。梁の簡文帝が皇太子時代から側近の徐陵庾肩吾らを東宮御所に集め,好んで官能的な詩をつくったのが,時代の好みに合致して一般にも流行したもの。形式は短い五言詩で,内容は江南の民間で多く歌われた恋歌に近いものであったが,声律や対句などに技巧を凝らした艶麗,淫靡な作品が多く,陳から初唐にかけて影響を与えた。宮廷文学の退廃的傾向の極点といえる。作品は多く『玉台新詠』に収められている。

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大辞林 第三版の解説

きゅうたい【宮体】

中国、六朝りくちよう時代の梁りようから唐初にかけて流行した艶詩のスタイル。梁の簡文帝の皇太子時代に東宮御所から広まったのでこの名がある。宮体詩の選集として「玉台新詠」がある。

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世界大百科事典内の宮体の言及

【詩】より

…南朝の詩の特色をよく表しているのは,南斉の謝朓(しやちよう)の作品である。南朝の詩は技巧面での発展につれて,繊細な感覚と精密な描写へと向かったが,梁代に至ると,簡文帝を中心とする〈宮体〉の詩人たちを生み出すことになる。〈宮体〉とは主として女性の美を詠じたもので,官能的退廃的な側面をもつものであった。…

【中国文学】より

…彼の詩の音調がのびやかで,読者に解放感をもたらすのは当然であろう。梁の簡文帝のころから起こった〈宮体〉の詩は,陳の滅亡(589)までさかんに作られる恋愛の詩で官能的な美を描く。《玉台新詠》は宮体詩を主とする選集であるが,唐以後も読者は少なくなく,早く日本にも伝わっている。…

※「宮体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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