補足遺伝子(読み)ホソクイデンシ

デジタル大辞泉の解説

ほそく‐いでんし〔‐ヰデンシ〕【補足遺伝子】

対立しない遺伝子が二つ以上共存し、互いに補い合って一つの形質を表すときのそれぞれの遺伝子。

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百科事典マイペディアの解説

補足遺伝子【ほそくいでんし】

ある一つの形質の発現に,異なった遺伝子座にある二つ以上の遺伝子が必要なとき,これらの遺伝子をいう。スイートピーの紫の花の色の発現に働く遺伝子はその古典的な例。この例では,紫色の色素原体をつくる遺伝子と発色酵素をつくる遺伝子が異なる遺伝子座にある。
→関連項目先祖返り

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大辞林 第三版の解説

ほそくいでんし【補足遺伝子】

二つ以上の非対立遺伝子が共存し、互いに補い合って新しい形質を表現する場合、その双方の非対立遺伝子をいう。

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世界大百科事典内の補足遺伝子の言及

【先祖返り】より

…また育種家は野生の祖先種のみがもっている形質が,系統間の交雑の結果突然現れることをしばしば経験している。先祖返りは,ある一つの形質に関してAABBという遺伝子型をもつ祖先種から,祖先種とは違った表現型を示すaaBBとAAbbという系統が生じ,この両系統が交雑してAaBbとなると祖先種のもっている形質が発現するという補足遺伝子(一つの形質を支配する複数の遺伝子)によって説明されたり,復帰突然変異によって説明される場合もあるが,非遺伝的な奇形が偶然に祖先の形質に符合する場合も考えられる。隔世遺伝という言葉が親とは似ず祖父,祖母またはそれ以前の祖先に似ることに対して用いられることもあるが,先祖返りと同義語でもある。…

※「補足遺伝子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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