ある個体に,親はもっていないがそれ以前の祖先がもっていた形質が現れることを先祖返りという。とくに一度退化した器官や習性が偶然に,あるいは交雑の結果突然現れることは神秘的な現象と考えられていた。ヒトの尾,副乳,馬の過剰指などがよくひかれる例である。また育種家は野生の祖先種のみがもっている形質が,系統間の交雑の結果突然現れることをしばしば経験している。先祖返りは,ある一つの形質に関してAABBという遺伝子型をもつ祖先種から,祖先種とは違った表現型を示すaaBBとAAbbという系統が生じ,この両系統が交雑してAaBbとなると祖先種のもっている形質が発現するという補足遺伝子(一つの形質を支配する複数の遺伝子)によって説明されたり,復帰突然変異によって説明される場合もあるが,非遺伝的な奇形が偶然に祖先の形質に符合する場合も考えられる。隔世遺伝という言葉が親とは似ず祖父,祖母またはそれ以前の祖先に似ることに対して用いられることもあるが,先祖返りと同義語でもある。
執筆者:大西 近江
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