裾回し(読み)スソマワシ

デジタル大辞泉 「裾回し」の意味・読み・例文・類語

すそ‐まわし〔‐まはし〕【裾回し/裾×廻し】

八掛はっかけ

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精選版 日本国語大辞典 「裾回し」の意味・読み・例文・類語

すそ‐まわし‥まはし【裾回・裾廻】

  1. 〘 名詞 〙 着物裾裏につける布地。はっかけ。裾取り裾幕。裾回り。
    1. [初出の実例]「針明の折々くらいすそ廻し」(出典:雑俳・柳多留‐三(1768))

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百科事典マイペディア 「裾回し」の意味・わかりやすい解説

裾回し【すそまわし】

裾裏,八掛(はっかけ)とも。袷(あわせ)の着物の裾部分の裏布をいう。男物など胴裏を通して仕立てる場合には用いない。表地との配色がよく,丈夫ですべりのよい布が適し,縮緬(ちりめん)が用いられる。市販の裾回し布は並幅で長さが1反の3分の1(約3.8m)あり,身ごろと衽(おくみ)の裏裾部分と衿(えり)先布,袖(そで)口布がこれからとれる。留袖訪問着などには表地と同じ布の裾回しを用い,共(とも)八掛という。
→関連項目胴裏

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