複道(読み)フクドウ

デジタル大辞泉 「複道」の意味・読み・例文・類語

ふく‐どう〔‐ダウ〕【複道/復道】

道路の上にさらに架け渡した道路。上下二段に造った道や廊下

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「複道」の意味・読み・例文・類語

ふく‐どう‥ダウ【複道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上下二重に往来できるようになった廊下。また、道路の上の方にさらにつくった道路。〔いろは字(1559)〕 〔史記‐秦始皇本紀〕
  3. 上を覆ってある廊下。屋根のある廊下。
    1. [初出の実例]「山蟻の覆道造る牡丹哉」(出典:俳諧・新花摘(1784))
  4. 落石や雪よけの覆いを設けた道路。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「複道」の読み・字形・画数・意味

【複道】ふくどう(だう)

二階建て回廊。〔史記、留侯世家〕上(しゃう)、陽の南宮に在り。複より將の相ひ與(とも)に沙中に坐して語るを見す。上曰く、此れ何をか語ると。留侯曰く、陛下知らざるか。此れ反を謀るのみと。

字通「複」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報