襟帯(読み)キンタイ

デジタル大辞泉 「襟帯」の意味・読み・例文・類語

きん‐たい【襟帯/×衿帯】

着物の襟と帯。
《山が襟のように、川が帯のように取り巻く意から》山や川に囲まれて、敵の攻撃を受けにくい要害の地。

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精選版 日本国語大辞典 「襟帯」の意味・読み・例文・類語

きん‐たい【襟帯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 着物のえりとおび。〔後漢書‐蔡邕伝下〕
  3. ( 山を「えり」、川を「おび」にたとえて ) 山や川がとりまいて、自然の要害をつくっていること。
    1. [初出の実例]「仁者楽之何所寄、国家襟帯在西東」(出典凌雲集(814)九月九日侍宴神泉苑各賦一物得秋山〈菅原清公〉)
    2. [その他の文献]〔張衡‐西京賦〕

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普及版 字通 「襟帯」の読み・字形・画数・意味

【襟帯】きんたい

えりと帯。〔後漢書、伝〕、性篤孝、母常(かつ)て滯すること三年變るに非ざるよりは、未だ嘗(かつ)て襟帶を解かず。寢寐せざること七旬。母卒(しゆつ)し、冢側に廬(いほり)し、動靜禮を以てす。

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