西之平等
にしぬふいら
首里城の北側に位置し、南は真嘉比川を境に南風之平等、北は西原間切。首里三平等の一。「ニシ」は北の意。中央に虎頭山が東西に走り、南側に汀志良次・赤平・上儀保・下儀保の四ヵ村、北側に久場川村がある。聞得大君御殿・平等所・儀保殿内、王家の別荘であった同楽苑などのほか王子・按司などの屋敷も多かった。廃藩直後には王子家が二軒、按司地頭家が九軒、惣地頭家が二〇家あり(南島風土記)、蔡温の屋敷(澹園)も当平等にあった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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