西加奈子(読み)ニシカナコ

デジタル大辞泉 「西加奈子」の意味・読み・例文・類語

にし‐かなこ【西加奈子】

[1977~ ]小説家。イラン、テヘランの生まれ。平成16年(2004)「あおい」で作家デビュー。「サラバ!」で第152回直木賞受賞。他に「通天閣」「ふくわらい」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西加奈子」の解説

西加奈子 にし-かなこ

1977- 平成時代の小説家。
昭和52年5月イラン・テヘラン生まれ。小学1年から5年はエジプト・カイロで過ごし,のち大阪で育つ。平成16年「あおい」で作家デビュー。翌年だした「さくら」がベストセラーとなる。19年「通天閣」で織田作之助賞大賞。23年咲くやこの花賞。25年「ふくわらい」で河合隼雄物語賞,直木賞候補,本屋大賞5位。27年イラン生まれエジプト育ちの青年の半生記「サラバ!」で直木賞を受賞。同作品は27年本屋大賞2位。著作はほかに「きいろいゾウ」「窓の魚」「舞台」などで,ハッピーエンドが多い。関西大卒。

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知恵蔵mini 「西加奈子」の解説

西加奈子

日本の小説家。1977年5月、イラン・テヘラン生まれ。エジプトの首都カイロを経て大阪府堺市で育つ。大阪府立泉陽高等学校、関西大学法学部卒業。2004年、『あおい』(小学館)にて作家デビュー。05年発売の『さくら』は文庫化される07年までに26万部を売り上げたロングセラーとなっている。2007年、『通天閣』(筑摩書房)で織田作之助賞受賞。13年1月、『ふくわらい』(朝日新聞出版)で第148回直木賞にノミネートされる。06年発表の『きいろいゾウ』(小学館)が映画化され、13年2月より劇場公開となった。

(2013-2-6)

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